ビジネスコンサルタント×ちょっと異質なFP

お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?

大葉 龍和
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大葉 龍和

FP歴 11年以上

■ちょっと変わったFP×ビジネスコンサルタント、FPの育成、セミナー講師・・・などなど

■略歴
 京都大学入学後、6か月で自主退学
 23歳で㈱CPA Alliance 役員就任
 28歳で㈱ADIF Alliance代表取締役就任

進学塾の立ち上げ後、FP(ファイナンシャルプランナー)業を開始。クライアントは個人から法人と幅広く、相談件数は1000件以上にのぼる。

詳しいプロフィールはこちら

マネタリーベースって何?
私たちの生活にどう影響するの?
え?貯金にも影響するの?

僕は、2008年から仕事としてFP(ファイナンシャルプランナー)をやっていますし、現在は、FP育成も手掛けていたりします。

そんな中、FPとしてクライアントさんに説明する機会が多いのが、「マネタリーベース2倍にするよ~」というお話です。

2013年4月4日に日銀の黒田総裁より発表された内容ですが、これはホントに本当に大事な発表でした。

 

 お金を刷って、日本円の価値を下げます
 結果的に、預貯金とか年金の価値も下げます!

結論からお伝えすると、お金(日本円)の価値を下げるという発表だったわけです( ゚Д゚)

この記事では、具体的な数字を挙げながら、マネタリーベース2倍の内容などを、出来るだけわかりやすく説明していきます。

大事な発表だったのに、専門用語が難しすぎるのよ・・・

はい、どの業界でもそうですが、「専門用語」で話をされても、何にもピンと来ないですよね(笑)

2013年4月4日に日銀の黒田総裁より発表された量的・質的金融緩和の内容
マネタリーベースを2倍に

当日は号外が配られるくらいのニュースだったにも関わらず、日本国民の多くの方がこの内容をしっかりと捉えられなかったのではないかと思います。

ファイナンシャルプランナー(FP)という、お金にまつわるエトセトラを仕事にしている方ですら、しっかりと理解している方は、いまだに少ないと思われます。

でもでも、このマネタリーベースという言葉はすごく大事な言葉なので、是非とも理解して欲しいのです。

マネタリーベースの解説

出展:日本銀行のホームページ マネタリーベースの解説より

上記のページにはこう書かれています。

マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値です。

マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

・・・

文字で見て、意味わかります???(笑)
頭が痛くなるか、興味が0.2秒くらいで失せません?(笑)

おそらく、専門用語の羅列から来る現象ですよ、きっと(笑)

そこで、ちょっと、下記の画像を見て欲しいんですが。。。


日本銀行券ってのは、「紙幣=1万円札とか」のこと
貨幣は「硬貨=500円玉とか」のこと

あと、日銀当座預金ってのは、銀行や証券会社などの金融機関が、日本銀行に保有している預金ってやつです。銀行も日銀にお金を預けています。(詳細は複雑になるので割愛しますが)

●みんなが持っている紙幣の量
●みんなが持っている硬貨の量
●銀行が日銀に保有している預金の量

この合計がマネタリーベースってやつです。

このお金の合計量を2倍にしますよ~~~!と、当時、日銀の黒田総裁が発表したわけです。
(2017年には2倍を達成。後に、2018年には当時の4倍以上まで来てますが)

だから、それが何????!!!

と、思われる方もいるかもしれませんが、、、

お金をじゃぶじゃぶ印刷=お金の価値が薄くなる

じゃぶじゃぶと、お金が印刷されてしまうと、それだけお金の量が増えますよね?これって、「やった~ラッキー♪」ではなくて、それだけお金の供給量を増やすと、円の価値が薄くなってしまうのです。

例え方が間違っているかもしれませんが、甘~いジュースに水をじゃぶじゃぶ加えると、味が薄まりますよね?そんな感じ(笑)はい、雑ですいません。

為替は円安(円の価値が下がる)の方向にすごい勢いで動きました

以下は、当時のドル円のチャートです。

マネタリーベースを2倍に!=「円の価値を下げに行くよ!」という発表があったわけですから、当然に円安(円の価値が薄くなる)の方向にドル円が動きました。

92円から100円ですから、約1週間で円の価値が約10%ダウンしたわけです。

それくらい、インパクトのある発表だったわけですが、多くの日本国民は意味をしっかりと理解できていなかったはずです。。。

1,000万円の貯金が1,360万円になっていますか?

はい、ここでマネタリーベースの最新版の数字を見てもらいます。

2013年段階では
マネタリーベースが約135兆円で、紙幣の額は約83兆円

2020年段階では
マネタリーベースが約520兆円で、紙幣の額は約113兆円

見て欲しいポイントは、市中に流れている(みんなの手元に出回っている)紙幣の量が約83兆円から約113兆円になっていること。

36%ほど、紙幣量が増加UP

ということは???

あなたの財布に入っている紙幣の量が36%増えていて、ようやく平均値に追いついたということです。

 

あなたの銀行の預金残高が当時(2013年)1000万円だったとするなら、現在(2020年)は1360万円に増えていて、ようやく平均値に追いついたということです。

平均値に追いついていない=資産が減っている

もし、当時の1000万円の預金残高が、そのまま今も1000万円とするなら、実質36%ほどあなたの資産は目減りしているということに気づいて欲しいわけです。

円の価値がかなりの勢いで薄まって来ています。今の日本の定期預金の金利くらいでは、目減りするスピードを補えません。

いち早く、この事実に気づかないと、あなたの資産はどんどん目減りしていくことになります。
※金額のことを言っているわけではなく、価値の話を言っています。

円の価値の下落は今からまだまだ続きますよ・・・

何を根拠に?と思われるかもしれませんが、上記の画像に示されている数字が根拠です。

金融機関が日本銀行に保有している預金=日銀の当座預金残高は、2020年現在で約400兆円となっています。

すべてがすべて、市中(みんなの手元)に流れてくるわけではありませんが、それでも、総量は、2013年当時の約47兆円と比較すると、350兆円以上のお金が市中に流れることなく増えているわけです。

この部分のお金が融資などを通じてどんどんと、市中(みんなの手元)に流れてきます。その分、円の価値は薄くなり物価は確実に上がっていきます。

まとめ

マネタリーベースって何?
私たちの生活にどう影響するの?
え?貯金にも影響するの?

現在、日本はお金をじゃぶじゃぶと印刷しています。

 お金を刷って、日本円の価値を下げます!
 結果的に、預貯金とか年金の価値も下げます!

物価上昇は顕著に始まっていますし、何も対策をしていないと、自分自身の資産は目減りする一方と言えます(;・∀・)

他にもイロイロと言いたいことはあるのですが、文章にキレイにしようと思うと限界がありますね( ゚Д゚)今回の記事内容は、普段、定期的に行っているセミナーの一番最初の走り出しの部分です。

こういう知識に関しては、文字で伝えるだけだと限界がありますので、もし、もっと勉強したいなぁと思ったなら、セミナーに参加頂ければと思います。

では、今回はこのあたりで!

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大葉 龍和

FP歴 11年以上

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■略歴
 京都大学入学後、6か月で自主退学
 23歳で㈱CPA Alliance 役員就任
 28歳で㈱ADIF Alliance代表取締役就任

進学塾の立ち上げ後、FP(ファイナンシャルプランナー)業を開始。クライアントは個人から法人と幅広く、相談件数は1000件以上にのぼる。

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