海外で投資をする方が
利回りも高いし、
メリットも大きいん
ですよね???
FP(ファイナンシャルプランナー)として
現場で必ずと言っていいほど
質問される内容の1つが、
上記のように海外投資に関する
質問です( ..)φメモメモ
で、個別の話などを
書いていくとキリがないので、
今回の記事では、
FP(ファイナンシャルプランナー)
として心構えとして知っておくべき点
という切り口で
書いていこうと思います。
海外投資が絶対ダメとか、
絶対OKとかそういう話では無く、
心構えとしての話です
( ..)φメモメモ
息抜きくらいの記事なので、
サクサクっと読み飛ばしてください
(/・ω・)/
魅力的に聞こえる海外の投資話:FPとして通る道
独立系FPとしてFP業を始めると、
かなりの頻度で
(肌感覚ではほぼ100%の確率で(笑))
海外投資の話を耳にするようになります。
「まともな話」もあれば、
「まともに聞こえる話」もあれば、
「うさんくさい話」もあれば、
「うさんくさそうに聞こえる話」
もあれば、
もうそれはホント様々な
話が聞こえてきます。
確かに、先進国として
低金利状態が続く日本よりは、
経済成長著しい新興国などの投資は
魅力的に聞こえるかと思います。
ただ、
気を付けなければいけないのは、
確かに成長が著しい
海外投資の話が魅力的だとしても、
法整備が日本ほど充実していない
エリアもあれば、そもそも
【本当の話かどうか分からない】
というリスクがあります。
性善説?!性悪性?!:FPとしてオススメなのは…
これは人によって
感覚は違うかもしれませんが、
日本人の方は多くの場合、
「性善説」で人や情報を捉える方が
多いように思います。
ですが、
独立系FPとして仕事をしていく場合、
性善説のスタンスだと
かなり痛い目を見ることに
なるかと思います。
残念ながら、それほどに
詐欺が多いということです( ;∀;)
スタンスとしては、
「性悪性」
=「基本的には詐欺の話が多い…」
という慎重なスタンスくらいで
ちょうど良いかと思います
( ..)φメモメモ
海外投資は騙された者負け
日本国内投資でも
騙された者負け的な部分はありますが、
それでも、日本国内の法律が
ちゃんと存在していますから、
法的に裁くアクションを
起こそうと思えば(海外案件よりは)
起こしやすいと言えます。
それに対して、
・海外の商品
・海外の投資案件
などにおいては特に、
詐欺に遭ったとしても
お金を取り戻すことは極めて困難で、
結果的に泣き寝入りするしかない
ことを理解する必要があります
(゚д゚)えっっ
仮に、海外投資で詐欺に
遭ってしまった場合を想定します。
その場合、
民事裁判でお金を取り戻す動き、
刑事裁判でペナルティを課す動き
に分かれるわけです。
海外投資詐欺:民事裁判を考えた場合
お金を取り戻そうと
民事裁判を考えたとします。
海外の話なので、
となると、
法律自体も海外現地のルールが適用され、
管轄の裁判所自体が海外になるので、
裁判費用もかなりかかることになります。
また、
そもそもの話にはなりますが、
詐欺に遭ったと気づいた時には、
時すでに遅しで、
仮に裁判で勝てたとしても、
当事者自体がすでに
資金体力が無く
返済能力が無い
ことがほとんどなので、
もうどうしようもない・・・
という結末が想定されます。
海外投資詐欺:刑事裁判を考えた場合
刑事裁判を起こして
詐欺を立証する動きをしたとします。
そもそも詐欺とは
初めから騙すつもりであったことを
客観的に立証しないといけないので、
また、仮に奇跡的に
詐欺だと立証出来たとしても、
当事者が
刑事罰というペナルティを負うだけで、
肝心のお金が戻ってくるかどうかは
別問題です(゚д゚)!
この場合も
そもそも返済能力が無いケース
がほとんどなので、
もうどうしようもない・・・
という結末が想定されます。
つまり、
民事にしても
刑事にしても、
肝心のお金が戻ってくるケースは
ほぼほぼ無いということになります(゚д゚)
警察が動くと刑事事件
警察が捜査に乗り出すと
刑事事件になりますが、
これは民事事件とは全く別物です。
ということは、
詐欺に遭ったからといって、
刑事事件に
されたくなかったら、
金を返せ!
(お金は民事の話)
という理論のもとで警察を利用して
お金を取り戻そうとしても、
警察からすると
せんのかい!!!!
(゚д゚)
となるわけで、
警察の立場からすると
何とも複雑な状況なわけです。
それが海外相手となると、
もう、ね、
どうしようもないわけです
( ;∀;)苦笑
2つの観点:「性善説or性悪説」「本当?orウソ?」
海外投資には
確かに魅力的なものもあります。
なので、全てがNGだとは思いません。
ただ、話自体がウソだったら・・・
という観点も必要です。
ちょっと違う
ポイントでの話にはなりますが、
海外の不動産投資をするにしても、
日本で行う不動産投資とは
リスクの考え方が違います。
契約書自体が英語の場合、
リーガルチェックもかなり大変ですし、
そもそも、日本の法律では無いため、
法律を調べ理解するところから
スタートします。
じゃあ
海外現地エージェントに任せたら?
となりますが…。
海外現地エージェントを
信用するしかない場合、
その海外現地エージェントのことを
しっかり調べる必要があるわけで、
日本国内とは違う目線での
目利きが必要になります。
クライアントにアドバイスをするFPの立場
前述のことを踏まえると、
海外投資を安易に
クライアントさんに勧めるのは、
FPとしてのリスクも
それなりに大きいわけです。
オフショア保険・オフショア投資・海外積立保険は法律違反か否か?!
上記にも書きましたが、
日本には当然のことながら
法律・ルールが存在するわけですから、
FPとしては、
まとめ
海外で投資をする方が
利回りも高いし、
メリットも大きいん
ですよね???
確かに魅力的な海外投資もありますが、
本当ならば
スゴイ話だったとしても、
「もしウソの場合は…」という
違う側面から見た観点も必要かと思います。
後ろ向きな
話をしたいのではなくて、
これからFPとして
活動していく初心者FPの方は
特に、それくらい
慎重に考えることも必要だと
言いたいわけです
( ..)φメモメモ
基本スタイルとしては、
手を出さない
入ってくる可能性は
ほぼ皆無
しっかりと考える
をオススメします(´・ω・`)
あ、あとは、
目利きが出来るようになるまでは、
不動産などの現物商品、
又は金融機関との
直接契約商品以外には
手を出さない
という方針を取るのもアリだと思います。
繰り返しになりますが、
海外投資が絶対ダメとか、
絶対OKとかそういう話を
しているのではなく、
FPとして、しっかりと
知識を付ける必要があると
言いたいわけです!
( ..)φメモメモ
ということで、今回はここまで~!
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