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老後資金:老後の生活費の平均はいくら?年金だけでは足りない?平均余命から見てどのくらい必要?

大葉 龍和
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大葉 龍和
独立系FP・FP育成の専門家・セミナー講師

大阪生まれ。天王寺高校理数科卒業、京都大学法学部を半年で自主的に卒業(笑)の後、起業の道へ。ラーメン大好きで夜中にウロウロすることも。ジムに通い出して奮闘中。
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よくよく話題に上がる、「老後の生活費」というテーマ。色々と数字が飛び交う中で、実際にはどのくらい必要なのでしょうか???

平均額も含めて、また、もらえる厚生年金の支給額も踏まえて、ちょっと具体的な数字を追ってみたいと思います( ..)φメモメモ

マクロ経済スライド方式?!年金は破綻しないが、年金に依存するのはNG・アウト
上記の記事にも書きましたが、「年金受給額は必ず下がる」方向に向かっているわけですから、その辺りも踏まえたシミュレーションもしてみたいと思います!

・・・話が暗い方向に行きそうな感じがするって?!( ゚Д゚)いや、ゴールが見えないと対策の立てようもないわけですから、しっかりとイメージするためにも、あくまで予想数値ではありますが、直視した上でしっかりと資産形成をしていきましょ!!

まずは、老後生活の期間を知るためにも平均余命を見てみる

老後生活の期間を知らないことには、始まらない!ということで、「65歳からを老後生活」と捉えた場合を仮定して、65歳以降の平均余命を見てみます。


引用元 厚生労働省HP 平成28年簡易生命表の概況の結果の概要1:主な年齢の平均余命のP1より

男性
65歳時点での平均余命 19.55歳

寿命は84.55歳 老後期間は約20年間(240か月)

女性
65歳時点での平均余命 24.38歳

寿命は89.38歳 老後期間は約25年(300か月)

とわかります。今回は女性側の老後期間約25年(300か月)に合わせて、平均寿命を90歳と仮定して考えていきます( ..)φメモメモ

保険プランナー達がよく使う老後の生活費シュミレーション

下記の図を見てください。


参照元 とある大手保険会社のプランナーさんが使用している資料より(笑)

上記を見てもらうと、3つの数値が出てきます。

夫婦2人の平均厚生年金額➡23.3万円/月

夫婦2人平均実支出➡28.3万円/月

夫婦2人のゆとりある老後の生活費➡36.6万円/月

平均的な老後生活のためには毎月5万円が不足

上記の数値から考えると、厚生年金額だけでは平均的生活のコストは賄えず、毎月5万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、5万円×300か月=1,500万円が不足。

つまり、65歳までに1500万円の貯蓄をすればOKということになります。

ゆとりある老後の生活のためには毎月13.3万円が不足

厚生年金額だけでは、ゆとりある生活のコストは賄えず、毎月13.3万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、13.3万円×300か月=約4,000万円が不足。

つまり、65歳までに4,000万円の貯蓄をすればOKということになります。

でも、これって本当なのでしょうか?!?(笑)というか、この記事を書いている現在のリアルな数値を知りたいので、もうちょっと調べてみることにします!!

厚生労働省、総務省統計局、生命保険文化センターを調べてみましたよ(笑)

お堅い言葉が並びますね(笑)統計が出ている年度は若干バラつきますが、老後の生活費に関わる数値を調べてみました。

夫婦2人の平均厚生年金額は?:厚生労働省

厚生労働省のHPより。具体的には、「平成29年度の年金額改定について」別添PDFファイルより。

プランナー使用の資料:23.3万円/月 

厚生労働省の資料:22.1万円/月

夫婦2人平均実支出は?:総務省統計局

総務層統計局のHPより。具体的には、「家計調査報告(家計収支編)-平成29年(2017年)平均速報結果の概要」世帯別性別の家計収支(二人以上の世帯)PDFファイルより

プランナー使用の資料:28.3万円/月 

総務省統計局の資料:29万円/月
※数値にバラつきはあるものの、60歳~69歳の世帯の数字を引用。

夫婦2人のゆとりある老後の生活費は?生命保険文化センター

生命保険文化センターHPより。具体的には、「生活保障に関する調査」平成28年度生活保障に関する調査の速報版PDFファイルより。

プランナー使用の資料:36.6万円/月 

生命保険文化センターの資料:34.8万円/月

調べた数値で再度、老後の生活費に関するシュミレーション

下記の図を見てください。

厚生労働省、総務省統計局、生命保険文化センターより引用した数値を入れています。

上記を見てもらうと、3つの数値が出てきます。

夫婦2人の平均厚生年金額➡22.1万円/月

夫婦2人平均実支出➡29万円/月

夫婦2人のゆとりある老後の生活費➡34.8万円/月

平均的な老後生活のためには毎月6.9万円が不足

上記の数値から考えると、厚生年金額だけでは平均的生活のコストは賄えず、毎月6.9万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、6.9万円×300か月=2,070万円が不足。

つまり、65歳までに約2,100万円の貯蓄をすればOKということになります。

ゆとりある老後の生活のためには毎月12.7万円が不足

厚生年金額だけでは、ゆとりある生活のコストは賄えず、毎月12.7万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、12.7万円×300か月=約3,800万円が不足。

つまり、65歳までに約3,800万円の貯蓄をすればOKということになります。

ちょっとだけ数値が変わりましたね。

でも!!!!!これでは今後の予測数値とは言えないので、もう1手間かけてシュミレーションを追加します!

というか、今からが一番大事!です( ゚Д゚)(笑)

年金の支給額をアグレッシブに減少させる方向

マクロ経済スライド方式?!年金は破綻しないが、年金に依存するのはNG・アウト
上記の記事でも書きましたが、今後、年金の支給額は減額方向に向かいます。これは、誰しもが何となく気づいていることかと思います。

で、ちょっと極端ではありますが(物価上昇下落などもあるので厳密な話ではありませんが)、イメージでとらえて欲しいのが下図です。

マクロ経済スライド方式?!年金は破綻しないが、年金に依存するのはNG・アウト

で書いたように、もし、毎年1%程度ずつ確実に年金支給額を減額する方向になった場合、(スライド調整率を利用すれば、統計情報の弄り方次第でアグレッシブに年金を減額することが実質可能)、現在30歳の方が年金を68歳から受給開始出来たとしたとするなら、38%減となります。

そうすると、上手の右側にあるように、年金額は13.7万円/月・・・?!

この13.7万円/月の数値をもとに考えた場合、

平均的な老後生活のためには毎月15.3万円が不足?!

上記の数値から考えると、毎月15.3万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、15.3万円×300か月=約4,600万円が不足。

ゆとりある老後の生活のためには毎月21.1万円が不足?!

上記の数値から考えると、毎月21.1万円が不足することになります。

老後生活が25年=300か月あるとすると、21.1万円×300か月=約6,300万円が不足。

不足額が明らかに拡大します( ゚Д゚)

あくまで予測シュミレーションですが、「もしも・・・」を考えて、しっかりと今から資産形成をすることがリスクヘッジになると、僕自身は考えています。

以下の新聞記事も怖いことが書かれてあります。

2043年度には、今の価値に換算して年100万未満に

参照元 2017年1月21日 朝日新聞

旧厚生省で年金局基金数理室長を務めた国際医療福祉大の稲垣誠一教授の試算によると、2043年度には年金支給額が今の価値に換算して年100万円未満になる高齢者が56.6%に上る

ということが書かれています( ゚Д゚)

年100万円で生活って出来ますかね・・・。本当に対策を考えておかないと、自分自身の将来を真剣に考えて資産形成をしておかないと、苦しい経済状況が待ち構えていそうですよね。

まとめ

う~ん、まぁ分かっていたことですが、老後の生活費に関しても、しっかりと自分自身で対策をする=資産形成をしっかりとしておく必要がありそうですね。

ゆとりある夫婦2人の老後生活を送ろうと思った場合、色々な数値で見ましたが、「厚生年金以外に【約3,800万円~約6,300万円】」が必要ということですから、「ただ何となく生きていれば大丈夫」というわけにはいかないのは明白です( ゚Д゚)

ということで、今回はこれにて!

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