不動産投資

【残】が大事!不動産投資で「残法定耐用年数」って理解していますか?

不動産投資で気にするべき残法定耐用年数

不動産投資を行う際に、
「法定耐用年数
(ほうていたいようねんすう)」
は気にしている方は多いかと思います。
減価償却で節税のスピードにも
影響する話ですし。

ただ、
【残法定耐用年数
(ざんほうていたいようねんすう)】
の【残】を気にしている方が
意外に少ないように思います( ;∀;)

ということで、今回は
法定耐用年数と残法定耐用年数のテーマで
記事を書きます( ..)φメモメモ

大事な大事な話なので、
FPとして不動産投資の
アドバイスをしようと思う方は、
是非とも理解してくださいね!

法定耐用年数と減価償却

まずはおさらいですが、

法定耐用年数とは
法律で予め定められている
「使用可能な年数」です

で、この法律上の
使用可能な年数に応じて
順次経費として計上する
会計処理のことを減価償却と言います。

はい、ワケが分からないと思った方は、
以下の記事に詳細を書きましたので
見てみてください!(笑)

節税をしたい!そもそも減価償却って何?

不動産投資の法定耐用年数は?

不動産の場合、

  • 木造
  • S造(鉄骨)
  • RC造(鉄筋コンクリート)

で法定耐用年数がそれぞれ
設定されています。

木造
22年

S造
19~34年(鉄骨の骨厚による)

RC造
47年

と決まっています。

ちなみに、
実際に上記の19年~47年で
不動産が倒壊したり
するわけではありません(笑)

実際の耐用年数の話を
しているわけではなく、
法律上定められた法定耐用年数の
話をしています。

上記の数値は
不動産投資を実践している方は
よく理解している数値かと思います。

上記のそれぞれの数値を基本として、
【残】法定耐用年数の話が出てきます。

残法定耐用年数とは?【残】が大事!

言葉通り、
「残っている」
法定耐用年数の期間

のことを言います。

例えば、10年経過した
中古不動産で考えてみます。

元々の法定耐用年数としては、

木造は22年

RCは47年

です。で、
今10年経過しているわけですから、
残っている年数は、、、

木造:22年-10年
=12年(残法定耐用年数)

RC:47年-10年
=37年(残法定耐用年数)

となります。

で、この【残】法定耐用年数が、
原則として、
「金融機関が融資するMAXの期間」
となります。

「法律上定められた使用できる年数」
=「法定耐用年数」

にのっとって、
金融機関は融資期間を設定するわけですね。

中古になると、必然的に
法律上定められた【残りの】
使用できる年数
=【残】法定耐用年数

にのっとって、
金融機関は融資の期間を
設定するわけです。

で、なぜ、残法定耐用年数が
大事かというと・・・

不動産投資の出口としての売り抜け(売却)が難しくなる

不動産は
次の買い手が見つかって始めて、
売却が成立します。

で、次の買い手が
金融機関で融資を組んで
不動産を購入する際の融資期間が
【残法定耐用年数】に縛られるわけです。

次の買い手にとっては、、、

融資期間が短くなる
↓
返済期間が短くなるため、
毎月の返済金額が
どうしても大きくなる
↓
毎月のキャッシュフローが
大きく崩れる

↓
融資を組んでまで
購入しようとしなくなる

↓
売却が成立しない・・・

という流れも想定できます。

融資条件を好条件なモノに組み直すのが難しくなる

経過年数と共に、
残法定耐用年数もどんどんと
減少していきます。

不動産投資の場合、
金利が安くなったりするタイミングで
融資の借り換えをして、
もっと有利な条件の金融機関から
借り直すことがあったりします。

ただ、
【残法定耐用年】内でしか、
原則としては借り換えができません
ので、
中古不動産を保有している場合は
注意が必要です。

新築のRC造(鉄筋コンクリート)は47年、最強です!

残法定耐用年数の発想で考えると、
RC造の47年という数値が
MAXのベストな数値と言えます。

で、ここにきて、
35年ローンではなくて、
【45年ローン】という融資が
始まっていたりします。

45年ローンの場合、
毎月の返済金額自体は
下がりますので、
毎月のキャッシュフローは
かなり改善します。

ただ、この
45年ローンが組める
=45年の法定耐用年数が残っている
必要があるわけで、
RC造の新築不動産か、
超築浅不動産しか
この45年ローンは組めません。

もし、45年ローンが組める
新築の好条件
ワンルームマンションがあるなら、
絶対買い!と言えるわけです
( ..)φメモメモ

※もちろん立地や
諸々の注意点はありますが。

まとめ

不動産投資の
アドバイスの中には当然、
出口戦略の話も出てきます。
その際、

✅出口で売却したらいい…
✅融資を好条件の融資に
借り換えたらいい…

と軽々しく
アドバイスをしている方もいますが、
実際のところは、
基本原則としてのルールとしては、
【残法定耐用年数】を考えないと
いけなかったりします。
(金融機関の中には、
この【残法定耐用年数】は
無視した形の融資をする
ケースもありますが。)

ということで、
FPとして不動産投資の出口戦略の
アドバイスをする際には、
残法定耐用年数に関しては
当然に理解しておくべき
ポイントとなります。

ということで、今回はここまで~!

ABOUT ME
大葉 龍和
FP歴12年以上 ■ちょっと変わったFP、 FP卵の育成、 ビジネスコンサルタント、 セミナー講師・・・などなど ■略歴  京都大学入学後、6か月で自主退学  23歳で㈱CPA Alliance 役員就任  28歳で㈱ADIF Alliance代表取締役就任 進学塾の立ち上げ後、FP(ファイナンシャルプランナー)業を開始。クライアントは個人から法人と幅広く、相談件数は1000件以上にのぼる。
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