FPお金のアドバイザー

サラリーマンが副業でFX取引をするのはアリか無しか?!独断と偏見の見解を(笑)

サラリーマンが副業でFX取引ありかなしか
サラリーマン(会社員)
なのですが、
副業でFX(取引)
をするのは、
どう思いますか???

僕自身も
FX取引をやっていた時期
もありますが、
副業感覚でFXをされている方
も多いですよね~。で、
上記の質問をたまに
クライアントさんから
されます( ..)φメモメモ

僕自身の答えとしては、

NGでは無いけれど、
あまりオススメは
しないかなぁ~

というもの( ゚Д゚)

今回の記事はかなり
独断と偏見に満ちたものですので、
サクサクっと読み飛ばして
もらうような内容になります(笑)
ということで、
今回のテーマ
サラリーマン(会社員)が
副業でFX(取引)をするのは
個人的にはあまりオススメでは無い理由
という感じで
書いていきます( ..)φメモメモ(笑)

ゼロサムゲーム:合計値が0という根本的な仕組みに関する問題

株の取引きの場合、
とある銘柄が上がれば
そこに投資している方
全員が勝ちますよね。

ただ、FXに関しては、
誰かが勝てば誰かが負ける
という意味では、
ゼロサムゲームなわけです( ゚Д゚)

※サムとは、英語で
合計という意味で、
FXは合計値が0のゲーム
という意味合い。


24時間取引が出来る
便利さはあるものの、

自分は誰と戦うことになるのか???
(誰かが負けないと自分は勝てない)

が結構重要だったりするのですが、、、

仮想の敵その1:世界中の誰か

まぁこれは何となく
わかるかと思うのですが、
FX取引自体は
世界中で行われています。

ってことは、
仮想の敵は世界中に存在するわけですが、

  • 巨額の資金を持ったファンド会社
  • 巨大な銀行のような金融機関
  • かなりガチなFXトレーダー

であったりと、様々な方が
その対象となります。

そんなこと言ってたら
何も出来ないじゃん?!?

と言われると、
その通りです(笑)
ただ、この「世界中の誰か」
仮想の敵の場合は、
まだ可愛い方だと思います(笑)

仮想の敵その2:システム自体

国内の証券会社の
口座開設をする際に、
よ~く規約などを見てみると、
【相対取引】という言葉が
入っています。
※全ての取引が相対という
わけでもないのですが。

これって、
あなた自身の取引相手が
証券会社そのもの
という意味だったりします( ゚Д゚)

相対取引形態を、
専門用語ではOTCと
表現したりします。
以下の図を見てください。

要は、あなたの注文が
世界中に飛ぶわけではなく、
証券会社自体と勝負している
ということを意味しています。

で、これが

非常に厄介なんですよね(笑)

なんせ、
システム自体と戦う
ことになりますから、

神経衰弱のゲームで、
あなた自身は全て裏向きの
カードをめくりながら、

証券会社自体は、全て表向きの
カードを揃えるが如く、
無茶なゲーム構造に
なりがちです( ゚Д゚)苦笑

仮想の敵がシステムの場合の問題その1:ストップ狩り

これ、一時期話題になり、
雑誌などで取り上げられる
こともありましたが、

要は、証券会社自体は
システムの管理元であり、
あなたの注文は全て見えています。
で、その注文に対して、
為替のレートを
一瞬だけおかしくすることで、

注文を刈り取る
=あなた自身に損失が発生する

という内容です(笑)

これ、違法では?!?と思うのですが、
証券会社によって
為替レートの配信には
そもそもバラつきがありますので、
各証券会社独自レートが適用
されているようなものです。

ですから、その瞬間に、
特定の証券会社にレート配信の
異様なバラつきがあっても、
「まぁそういうもんです」…
で終了です(笑)

取引を実際に
やったことがある方なら
分かると思うのですが、
これをされると
お手上げですwww
どうしようもありません( ゚Д゚)

当然、マーケットが薄い時に
大手資金が入って
レートが変動するという
通常のケースもありますが、
システム上操作したのでは?という
ストップ狩りもあるわけです( ゚Д゚)
※すでに僕自身はFX取引からは
身を引きましたので、
現在もあるかはわかりませんが、
当時はよく話題になっていました(笑)

仮想の敵がシステムの場合の問題その2:自分の口座だけ特別に遅延

特別に遅延しまくる
自分専用口座(笑)

これ、実際の口座をお見せることが
出来たらよかったのですが、
手元にはありません( ゚Д゚)が、
僕自身、見せてもらったことが
あります。

このケースは
【勝ちすぎるトレーダー】
に見られる現象です(笑)

トレーダーが勝ちすぎる
=証券会社が痛みまくる
(負けまくる)
という構図ですから、
そういうトレーダーに
対しての特別処置として、

レート配信がおかしいとか、
注文が成立するまでに
変態的に時間がかかる
という専用口座が
用意されます( ゚Д゚)

当時聞いた限りだと、
約定までに常に15分前後の
時間がかかると聞きました…

トレードしたことがある方なら
分かるかと思いますが、
かなり変な現象です(笑)

仮想の敵がシステムの場合の問題その3:スリップページ


引用元:2010年9月27日 日経新聞

上記の記事を引用すると、、、

FⅩ利用時のコストとしては、
スプレッド以外にも手数料がある。
店頭取引では無料が普及しているが、
取引所取引(取引所で形成された
提示価格で売買するタイプ)では
手数料をとるのが原則だ。

注意したいのは、
FXにはスプレッドや手数料以外の
「隠れコスト」がかかる
こともある点だ。
代表例が、注文価格と
約定価格がずれる
「スリッページ
(英語ですべるという意味)」。
利用者にとって
不利な方向にずれるようなら、
コストとみなす必要がある。

スリッページがおきるのは、
通貨は株式などと比べて
値動きが素早く、注文処理の過程で
相場が変わり得るためだ。
やむを得ない面もあり、
一概に不公平だとは言えない。
ただ一部に「不利な方向への
意図的なスリッページも
あるのではないか」という声もあり、
金先協会のガイドラインは
「おとり行為を行ってはならない」
と定めた。

と書いてあります。

スリップページとは
「注文がすべる」という意味で、
通常のマーケット取引でも
起こるどうしようもない
現象の1つだったりはします
( ..)φメモメモ

ですが、一説には、
意図的なスリップでは?!( ゚Д゚)
と思われるような、
注文がトレーダーにとって
不利な条件で約定する
という話もよく聞きます。

これも、
トレーダーが負ける
=証券会社が勝つ
という構図に立てば、
まぁ仕方がないのかなぁとも思えます。

しかも、
ストップ狩りの場合と同様、

意図的な操作と言われる
明確な証拠は
ありません(笑)

一時、僕自身もかなり時間をかけて
研究したことがあります。
どういうタイミングで
どのくらい注文が
すべるのか?を
知りたくなったもので
( ..)φメモメモ

結論的には、
しばらく勝てた後には、
かなりの確率で
大幅なスリップ現象がみられる
という感じでした。
まぁ、あくまで
個人的主観ではありますが、
システムと戦うのを
あきらめた瞬間ではありました(笑)

海外のFX取引所なら安全という間違った思い込み

国内証券会社とは相対取引になるため、
証券会社のシステムと
戦わないといけないが、
それは無理ゲーになる、、、

だったら、
海外のFX取引所なら
安全だろう!

というロジックは
現場でもよく耳にします。

で、これ間違いです(笑)

海外のFX取引所なら安全という
ロジックは当てはまりません(゚д゚)
出金出来ないなどの
リスクを考えた場合は、
国内証券会社の方が
安全だったりします。

海外のFX取引所の問題その1:そもそも海外取引所でも相対取引の場合もある

海外の取引所は、相対取引ではなく
インターバンクとやり取りできる!
という思い込みが
あるかもしれませんが、

海外の取引所であったとしても、
相対取引の形態をとっている
可能性があります。
そうなると、
システムと戦うことになる
という構図は同じです(笑)

海外のFX取引所の問題その2:出金リスクという信用リスク

海外の取引所トラブルの1つとして、
「お金が出金出来ない」という話も
よく聞きます(笑)
これ、国内の取引所だと
あり得ないことですが、
海外だと、ザラに
起こっているかと思います。

そもそも、日本国内の取引所の場合は、
金融庁が管轄していますので、
そこはやはり
法治国家の日本というわけで、
ちゃんと出金は出来ます( ゚Д゚)
まぁ、たまに
嫌がられるケースもありますが、
それでも出金は可能です。

それに対して、
海外の取引所の場合、
日本の金融庁管轄
ではありませんので、
泣きつくところがありません( ゚Д゚)
結果、持ち逃げされてしまう…
という友人知人が
少なからず居ました( ゚Д゚)

海外のFX取引所の問題その3:分別管理という言葉の間違った認識

「分別管理」とは簡単に言うと、
「お金を分けて管理している」という
意味で使われています。

会社の運転資金とクライアントの資金が
分かれて管理されているので、
会社に万が一があっても安心!!」
と思い込んでいる方が多いようですが、
それは間違いです(笑)

日本で言うところの分別管理は、
前述の通り、
金融庁が管轄していますので
「まだ安心」だと思いますが、

海外の中小の
FX取引所の言う
「分別管理」は、
危ないケースがほぼほぼです(笑)

例えば、あなたが
Aという銀行に100万円
Bという銀行に200万円
を預けているとします。

はい、これで分別管理です(笑)

これ、あなた自身が
お金を抜こうと思えばいつでも
AとBの両方の銀行からお金を抜けますし、
あなた自身が債務整理などに陥った場合は、
Aの銀行のお金もBの銀行のお金も
両方が債務整理対象になりますよね???

つまりは、
な~んにも安全ではない
ということになります(笑)

実際、コストをしっかりかけて
信託管理会社(弁護士等)や
信託法人を入れたりなどで
「安全な分別管理」
ガチガチに行うことは
可能ではありますが、
コストがかかりすぎるために、
「安全な分別管理」を行いながら
「トレーダーが求める安価な手数料体系」
を両立することは不可能かと思われます。

分別管理のおまけ:信託銀行による信託保全をしたとしても安全ではないケースも

ちなみに、
信託銀行による信託保全を行い
分別管理を行っていたとしても、

安易な管理方法だと、
悪意の元に資金の流用が
可能になってしまいます(゚д゚)

また、
信託保全されているといっても、
クライアントのお金が
「全額」保全されている
わけではなかったりします(笑)

ちょっと参考になるのが、
イニシア・スター証券の
破産です(゚д゚)

要は、証券会社側が、
全額を信託保全をしていない場合は、
やっぱり
クライアントサイドのお金は
守られないという例です(;一_一)

海外のFX取引所の問題その4:根本的な人的リスク

先ほどの分別管理の話と
かぶるところはあるのですが、
資金管理が甘い、
中小の海外FX証券会社は
結構あったりします。

管理者の1人が
悪意を持って
資金を横領するという
ケースも少なからず
耳にはしました( ゚Д゚)

もう、
たまったもんじゃありませんが、
人的リスクが思わぬところで
浮上してきたりもします。

海外のFX取引所の問題その5:避けれないマーケットリスクとシステムの連携

ちょっとマニアックな話になりますが、
FX取引自体は通貨を取引するわけですから、
各銀行との取引を行います。

ですが、
直接各銀行と取引をするには
ハードルがあります。

例えば、デポジット金額を
結構大量に(億単位以上)
積まないといけないとか、
手数料が高くてレート的には
不利な状況を飲まないといけないとか、
システム自体が応用性が無いため、
操作がしづらいなどなどなど。

そこで、システム会社が間に入り、
各銀行とFX証券会社の取引を
円滑に進める形式が
取られたりします。
この場合、
各FX証券会社は取引に必要な資金を
システム会社に一旦入れておく
ことになります。

で、
これが爆弾になったりします(笑)

例えば、世界中で
イレギュラーなマーケット状況になり、
為替レートが瞬間的に激変した場合、
レート配信が追い付かずに
値段が飛んでしまい、
至るところで損失が出たりします。
この場合、

自分は取引をしていなかったとしても

中継地点のシステム会社自体が
ダメージを負ってしまい

結果として、
自分の資金が無くなるという
現象が起きます( ゚Д゚)

意味が分からないかもしれませんが、
上記、スイスフランショックの時に、
実際に起きた現象です( ゚Д゚)

※ちなみに、下図は
スイスフランショックの時の
レートが激変した図

つまりは、マーケットが
イレギュラーで変動した際に、
自分が取引をしていなくても
(自分の責任ではないところで)、
システム会社がダメージを受けることで、
自分の資金が無くなる
という
一見するとナゾの現象が起きます・・・。

もしもFX取引を副業としてやるなら、しっかりと勉強を!!

ここまで書くと、
全面的にFX取引がNGみたいな印象に
なるかもしれませんが、
そうは言っていません(笑)

ただ、
【甘い世界ではない】
ということが

言いたいわけです。

トレードのスキルだけでなく、
背後に控える
信用リスクやマーケットリスク
しっかりと把握した上で
行うべきだと言いたいわけです
( ..)φメモメモ

僕自身の知人にもFX取引だけで
生計を立てている方はいます。が、
ホントにマニアックに詳しいです(笑)
もうそれは、
ビックリするくらいマニアックです(笑)

何となく勉強して何となく通用し
【続ける】世界では無いとは思います。

まとめ

サラリーマン(会社員)
なのですが、
副業でFX(取引)
をするのは、
どう思いますか???

僕自身の答えとしては、

NGでは無いけれど、
あまりオススメは
しないかなぁ~

です!

で、今回記事にした内容ですが、
人伝で聞いた話ってわけでは無く、
実際に目でも見て体験したこと
だったりしますので、
全て事実だったりします(゚д゚)

ですので、
副業でFX取引をするなら、
ホントに
ガッツリとマニアックに勉強する
ことをオススメします。
となると、
副業の域を超えるのでは?!
とは思いますが・・・(゚д゚)苦笑

あくまでも個人的な独断と偏見ですが、
FX取引を行うなら
自己責任の範囲内で!(笑)

ということで、今回はここまで~!

ABOUT ME
大葉 龍和
FP歴12年以上 ■ちょっと変わったFP、 FP卵の育成、 ビジネスコンサルタント、 セミナー講師・・・などなど ■略歴  京都大学入学後、6か月で自主退学  23歳で㈱CPA Alliance 役員就任  28歳で㈱ADIF Alliance代表取締役就任 進学塾の立ち上げ後、FP(ファイナンシャルプランナー)業を開始。クライアントは個人から法人と幅広く、相談件数は1000件以上にのぼる。
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