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アカウント型保険に入ってはいけない?!仕組みの説明、「悪魔の保険」にご注意!

大葉 龍和
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大葉 龍和
独立系FP・FP育成の専門家・セミナー講師

大阪生まれ。天王寺高校理数科卒業、京都大学法学部を半年で自主的に卒業(笑)の後、起業の道へ。ラーメン大好きで夜中にウロウロすることも。ジムに通い出して奮闘中。
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ファイナンシャルプランナー(FP)と言いながら、保険に関しての記事を全然書いていませんでしたね(笑)ということで、今回は、通称「悪魔の保険」と言われる保険タイプに関しての記事です( ..)φメモメモ

保険って、しっかりと利用すればスゴク使い勝手が良いのですが、なかなか勉強したり比較検討したりする機会も少ないとおっしゃるクライアントさんも多いわけですが。

一生涯で支払うトータル保険料は、人生で2番目に大きな買い物と言われるくらい結構大きな金額になりますので、しっかりと吟味すべきです!(ちなみに1番目に大きい買い物はマイホーム、自宅です)

今回は、「こういうタイプの保険にご注意!」という記事で書きたいと思います!

人生で2番目に大きな買い物となる保険料の総額 1500万円?!

引用元 生命保険文化センター発表による数値より

平成24年度の生命保険文化センター調べによると、保険料として支払う世帯平均額は約41.5万/年間となっています。これは年収の高い人も低い人も含めた平均となりますので、年収比率に直すと、実に平均8%ものお金が保険料になっています。保険料や税を引かれた後の可処分所得の割合で見ると10%以上ものお金となります。

非常にザックリとした計算になりますが、仮に41.5万/年間を大卒から60歳まで払い込むと仮定すると、約1500万円/生涯の保険料となります。

結構グレードの高い新車のベンツを買えちゃうのでは???と思える金額です。

でも、クライアントさんの多くは、「何となく保険に入っている」「知り合いが保険マンなので」「親族のおばちゃんが保険のセールスレディなので」という、非常にあいまいな理由で保険に入られている方を多く見かけます。

で、こういう時に僕が言いたいことは、、、

「お付き合いで新車の高級ベンツ、買いますか?( ゚Д゚)」ってことです(笑)

何もわからずに保険に入るって、ホントに勿体ないです。

不明or不安orたぶん 94.4%?!

次に、同じく生命保険文化センター調べの、現在の保険の保障内容に対する消費者の意識っていうデータを見てみます。

見て頂きたいのが、右側のデータで、「世帯主が万が一の場合の家族の生活資金に対する安心感・不安感」というデータです。

「非常に不安である・少し不安である・不明」で合計71.7%
ここに「たぶん大丈夫」の22.7%を足すと、合計94.4%。

つまり、94.4%の方が、「不明・不安・たぶん」と回答しています。

保険商品って、金融商品なわけですから、曖昧さは一切介在しない商品なわけです(笑)

ですので、

不明2.2%
➡これは論外です(笑)

非常に不安である・少し不安である 69.5%
➡安心するために保険に入っているはずなのに、非常に不安なのはおかしい(笑)少し不安であるというのは理解はできます。

たぶん大丈夫 22.7%
➡人生の大事なお金の話ですから、「たぶん」は避けた方が良いです(笑)

実際に保険料として払えるキャッシュフローの余力の問題もありますから、一概には言えませんが、国民の大半が加入している保険という商品に対して、94.4%の方が「不明・不安・たぶん」と回答しているわけですから、如何に多くの方が「よくわからずにorなんとなく」保険に加入してしまっているかが分かるデータだなぁと、僕個人的には思っています。

ファイナンシャルプランナー(FP)として、しっかりとアドバイスする遣り甲斐を感じるデータです(笑)

では、本題に入ります。こんな保険に入ってませんか?

ここで1つだけハッキリとお伝えしておきたいのは、上記のタイプの保険が「100%悪い」わけでは無いということです。ただし、「何となく」「言われたから」と、【理解せずに】加入しているなら、大いに問題があります。

実際の契約例:100円の積み立て終身保険

具体的に僕のクライアントAさん(大手勤務で当時23歳)が加入していた保険の例を出して説明していきますね。
※どこの保険会社の商品かは分からないように数値はそのままで資料を作り変えています。

見て欲しいポイントは、「主たる保険契約=保険料100円=保険期間は終身=更新限度80歳」という一行です。

保険は「主契約」「特約」から構成されます。文字通り、主契約がメインで、特約がサブ(要は、ラーメンがメインとすると、ネギ大盛りとか、煮卵追加などのトッピングがサブ(笑))です。

このAさんの主契約保険は、100円の積み立て保険ということになります・・・( ゚Д゚)

そしてややこしいことこの上ないのが、保険の証券自体、文字ばかりで見づらいことが多いですし、そもそも、主契約の100円積み立ての保険期間が【終身】となっていますので、【終身保険】と表現出来てしまうところです。

僕のクライアントAさんも、「自分は【終身保険】に入っているので大丈夫!」と言い切っていたのを覚えています(笑)繰り返しますが、「ちゃんと理解して&選んで」保険に加入したのなら、全然OKなのです。が、このAさんは全然理解せずに保険に入ってしまっていたことが後で判明します(笑)

ちなみに、Aさんの【契約時】の毎月の保険料は、6,153円/月で、内訳は「主契約:100円」+「特約:6,053円」でした。

この6,153円という「一見すると安く見える」のがポイントです(笑)

実際の契約例:特約(サブのトッピング)は10年定期更新型

上記のAさんの保険を細かく見ていくと、入院特約1日5,000円、障害保障特約400万円、定期保険特約600万円・・・etcの特約が付いています。

ザックリ言うと、死亡保障で1,000万円、入院の場合で1日5,000円という内容です。内容だけ見ると悪くは無いように見えます。ただ、何点か注意点があります、、、

注意点その1:10年更新毎に保険料が上がる

まず特約の部分ですが、文字通り10年ごとに更新する形になります。

ここで考えなければならないのは、

年齢が高くなる

➡死亡率が上がる

➡生命保険料や医療保険料は上がる

ということです。

注意点その2:60歳辺りから保険料が跳ね上がる


このAさんの保険のケースでは、60歳以上の更新から、保険料がぐ~~んと上がる設計になっていました。

注意点その3:70歳辺りから保険料が「さらに」跳ね上がる


さらに、70歳以上の更新からは、さらにさらに、ぐぐ~~~~~んと保険料が上がる設計になっていました。

注意点その4:80歳で保障が消える


そして、80歳以上は保険料は0円と思いきや、それもそのはず「更新不可NG」だからです(笑)結果として、保障は消えることになります。

注意点その5:トータルの保険料がとっても高い

このAさんの契約時の毎月の保険料は、6,153円でした。もし、60年間加入したとして、

6153円×60年間
=6153円×720か月
=4,430,160円

ザックリと約450万円のトータル保険料とAさんは思いこんでいました。

が、実際のところは、10年毎に特約部分の保険料が跳ね上がっていきますので、22,990,320円。ザックリとトータル約2,300万円の保険料になるという計算になります。

約450万円と思っていたら、5倍以上となる、約2300万円・・・( ゚Д゚)

注意点その6:解約返戻金は100円部分のみ(笑)

「なんだよ、80歳で保障が消えるなら解約するわ!」と80歳時で解約したときに戻ってくるお金は、主契約の100円/月積み立ての部分だけです(笑)
仮に60年間加入したとすると、72,000円です。

約2,300万円払って、72,000円が返ってくるわけです・・・( ゚Д゚)

これが通称、「悪魔の保険」と言われるアカウント型保険となります。

繰り返しますが、特定期間だけ敢えて保障を取るためなどで意図的に理解して加入するのは問題ありません。が、「意味も分からずに」「なんとなく安いから」などの理由で加入するとマズイ保険の典型例です。

ちなみに、僕のクライアントのAさんに、上記6つの注意点を説明したところ、速攻で解約の上、違う保険に入り直しました(笑)

72の法則をわかりやすく 使い方次第で便利な法則

上記の記事の後半に書いた、外貨建てでお金を貯めながら増やすためにも「本当の意味での終身保険」に入り直すことになりました。その他の医療保険も見直しをしましたよ、もちろん。

まとめ

保険は、「万が一の時」に備えるためにも、「お金を増やす」ためにも使い勝手が良い金融商品です。ですが、今回の記事のように、「なんとなく」「知り合いに言われて」などで加入すると、恐ろしいくらい高く付く買い物をすることになります。

そして残念なことに、上記のような保険に「何も知らないで」入っている方にたくさんたくさんたくさん出くわします( ゚Д゚)

大事な大事なお金の話ですし、ご家族などがいらっしゃる場合は特に意識的に勉強しなければいけない内容だと思います。

では、今回はこれにて( ..)φメモメモ

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大葉 龍和
独立系FP・FP育成の専門家・セミナー講師

大阪生まれ。天王寺高校理数科卒業、京都大学法学部を半年で自主的に卒業(笑)の後、起業の道へ。ラーメン大好きで夜中にウロウロすることも。ジムに通い出して奮闘中。
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