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保険会社との勝負!?終身年金保険のデメリットは知っておこう~

大葉 龍和
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大葉 龍和
独立系FP・FP育成の専門家・セミナー講師

大阪生まれ。天王寺高校理数科卒業、京都大学法学部を半年で自主的に卒業(笑)の後、起業の道へ。ラーメン大好きで夜中にウロウロすることも。ジムに通い出して奮闘中。
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【終身年金保険】って加入しておいた方が良いですか???

先日、現場でクライアントさんから上記のような質問をされました( ..)φメモメモ

まぁ色々な見解があると思いますが、僕自身の答えとしては

「デメリットを把握してそれでも加入したければ・・・」&「他に資金効率を上げた資産形成の方法を知っている場合は加入しない方が・・・」です(笑)

長生きに備えるための「終身年金保険」ですが、資金効率という意味で今回は書いていきます( ..)φメモメモ

あ、ザクザクっと書きますので、気軽に読んで頂ければと思います。

大前提その1:保険会社自体も預かった保険料を運用している

本題に入る前に大前提として、保険会社も加入者の保険料を運用しているわけです。ザックリとは以下の記事でも書きましたので、見てみてください。

保険は大きく分けると2種類!一般勘定?特別勘定?相互扶助だけでは無いよ~

大前提その2:現在、保険会社自体が運用難の傾向にある

以下の記事で書いたように現在、日本国債の利回りが低下しているわけです。(以下の記事は主に不動産という目線で書いていますが。)

マイナス金利って何?生活への影響を含めてわかりやすく説明!

イールドカーブコントロールって何?!わかりやすく説明、効果影響目的としては、不動産投資には追い風?!

そのために、設計上、運用が厳しい円建保険商品は消滅していく流れになっています。


引用元 2016年4月20日 日経新聞

内容をザックリと抜粋すると・・・

「日銀のマイナス金利政策に伴う運用難が主因で、値上げ幅は1~2割になる可能性がある。」

「特に影響が大きいのが、払った保険料がいずれ戻ってくる年金、学資といった貯蓄型の商品だ。」

「生保各社は標準利率下げの動きをにらみ今春から相次ぎ保険料の引き上げに動いている。値上げすると商品の魅力を保てないとみて、一時的に販売を休止する生保も出ている。」

続いても記事の引用。


引用元 2016年6月6日日経新聞 & 2016年6月10日日経新聞

内容をザックリと抜粋すると・・・

「ソニー生命保険は円建ての一時支払い終身保険など貯蓄性商品の販売を5月中に一部取りやめることを明らかにした」

「損保、積み立て型販売停止。マイナス金利で運用困難。東京海上2016年10月から停止。三井住友海上2017年4月から停止。損保ジャパン2016年6月7日から停止」

繰り返しになりますが、保険会社自体がマイナス金利の影響もあり、運用難により円建商品の一部を販売停止にするという流れです。

はい、ここまでの大前提の上で、【終身年金保険】を見ていきます。

終身年金保険のメリット:長生きすればするほど加入者は得!(逆に保険会社は損!)

後で図も入れながら書きますが、終身年金保険は、「身が終わるまでずっと年金を貰い続けることが出来る保険」なわけですから、長生きすればするほど、長~~~~~~~い期間に渡ってお金がもらえるわけで、加入者からすると、お得なわけです。(ただし、相当な長生きをしないと得は出来ませんが(゚д゚))

で、保険会社は加入者が長生きした分、年金として約束した金額を支払うわけですから、保険会社は損をするということになります。

終身年金保険のデメリット:想定より早く死亡すると加入者は損!(逆に保険会社は得!)

加入者が早期に死亡してしまった場合は、加入者は年金を貰い損ねるわけですから、損をすることになります。ちょっと不謹慎な表現になってしまいますが、逆に、保険会社は年金を支払わずに済むという意味では、得をすることになります。

終身年金保険の具体的なイメージのお話

以下は、実際に存在する「とある保険会社」の商品の設計のイメージ図です。(具体的な数値はそのままです)ここでは、【50歳の女性、毎年の年金額60万円、年金を貰える年金開始年齢70歳】という前提のイメージで行きます。

契約年齢の条件が50歳~80歳(+α)

運用難の影響からか、契約開始が出来る年齢設定が50歳以上という商品になっています。僕自身はこの記事を書いている現在34歳なのですが、現在の僕は上記の保険には加入出来ません(゚д゚)

保証期間付の意味

例えば5年の保証期間が付いている場合は、今回のケースでは年金額60万円×5年=300万円は保証されているということです。

ただ、累計保険料で約1500万円を払っているわけですから、300万円が保証されたとしても、返って来る率で考えると約20%ということです( ゚Д゚)

元金回収までに45年間が必要?!大きなデメリット

以下の図を再度見てみてください。

50歳から70歳まで保険料を約1500万円支払い、70歳から毎年60万円の年金を貰うわけです。つまり、60万円×25年間=1500万円ということで、70歳から95歳まで年金を貰って初めて元金を回収できるわけです(゚д゚)えっ

契約年齢から元金回収までが50歳から95歳ということで、ザックリと45年間かかることになります。
う~ん、僕には1ミリもメリットを感じません( ;∀;)苦笑
そもそも、45年も時間があるならば、他の資産形成をしっかりと行う方が効率が良かったりします(笑)

インフレには非対応:大きなデメリット

上記で見てきた終身年金保険では、円建で毎年年金として60万円を貰うわけですが、物価上昇には耐えられません・・・。詳しくは以下の記事を見てみてください。

インフレ円安時代に有効な資産形成・資産運用とは?!円だけの資産形成・運用はリスクです!

まとめ

【終身年金保険】って加入しておいた方が良いですか???

この質問に対しては、まぁ色々な見解があると思いますが、僕個人的な考えてとしては

「他の資金効率を上げた資産形成の方がよっぽどお得だと思う」&「インフレのことも考えると僕なら加入はしない」

といったところでしょうか(゚д゚)(ちなみに、ドル建ての養老保険や終身保険は僕も加入しています。今書いているのは、円建の終身年金保険に関してです。)

資金効率という目線で考えると、どうしても円建の終身年金保険のメリットを感じづらいわけです(゚д゚)

ということで、今回はここまで~

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