加入しておいた方が
良いですか???
先日、現場でクライアントさんから
上記のような質問をされました
( ..)φメモメモ
まぁ色々な見解があると思いますが、
僕自身の答えとしては
「デメリットを把握して
それでも加入したければ・・・」
&
「他に資金効率を上げた資産形成の方法を
知っている場合は加入しない方が…」
です(笑)
長生きに備えるための
「終身年金保険」ですが、
資金効率という意味で
今回は書いていきます
( ..)φメモメモ
あ、ザクザクっと書きますので、
気軽に読んで頂ければと思います。
大前提その1:保険会社自体も預かった保険料を運用している
本題に入る前に大前提として、
ザックリとは
以下の記事でも書きましたので、
見てみてください。
保険は大きく分けると2種類!一般勘定?特別勘定?相互扶助だけでは無いよ~
大前提その2:現在、保険会社自体が運用難の傾向にある
以下の記事で書いたように現在、
日本国債の利回りが低下しているわけです。
(以下の記事は主に不動産
という目線で書いていますが。)
イールドカーブコントロールって何?!わかりやすく説明、効果影響目的としては、不動産投資には追い風?!
そのために、設計上、運用が厳しい
円建保険商品は消滅していく
流れになっています。
引用元 2016年4月20日 日経新聞
内容をザックリと抜粋すると・・・
運用難が主因で、
値上げ幅は1~2割になる
可能性がある。
払った保険料が
いずれ戻ってくる年金、
学資といった貯蓄型の商品だ。
標準利率下げの動きをにらみ
今春から相次ぎ保険料の
引き上げに動いている。
値上げすると商品の魅力を
保てないとみて、
一時的に販売を休止する
生保も出ている。
続いても記事の引用。
引用元 2016年6月6日日経新聞 & 2016年6月10日日経新聞
内容をザックリと抜粋すると・・・
円建ての一時支払い終身保険など
貯蓄性商品の販売を
5月中に一部取りやめることを
明らかにした
マイナス金利で運用困難。
・東京海上
➡2016年10月から停止。
・三井住友海上
➡2017年4月から停止。
・損保ジャパン
➡2016年6月7日から停止
繰り返しになりますが、
保険会社自体がマイナス金利の影響もあり、
運用難により円建商品の一部を
販売停止にするという流れです。
はい、ここまでの大前提の上で、
【終身年金保険】を見ていきます。
終身年金保険のメリット:長生きすればするほど加入者は得!(逆に保険会社は損!)
後で図も入れながら書きますが、
終身年金保険は、
「身が終わるまでずっと年金を
貰い続けることが出来る保険」
なわけですから、
長生きすればするほど、
長~~~~~~~い期間に渡って
お金がもらえるわけで、
加入者からすると、
お得なわけです。
で、保険会社は
加入者が長生きした分、
年金として約束した金額を
支払うわけですから、
保険会社は損をする
ということになります。
終身年金保険のデメリット:想定より早く死亡すると加入者は損!(逆に保険会社は得!)
加入者が
早期に死亡してしまった場合は、
加入者は年金を貰い損ねるわけですから、
損をすることになります。
ちょっと不謹慎な表現に
なってしまいますが、逆に、
保険会社は年金を支払わずに済む
という意味では、
得をすることになります。
終身年金保険の具体的なイメージのお話
以下は、実際に存在する
「とある保険会社」の商品の
設計のイメージ図です。
(具体的な数値はそのままです)
ここでは、
- 50歳の女性
- 毎年の年金額60万円
- 年金を貰える年金開始年齢70歳
という前提のイメージで行きます。
契約年齢の条件が50歳~80歳(+α)
運用難の影響からか、
僕自身は
この記事を書いている現在34歳なのですが、
現在の僕は上記の保険には
加入出来ません(゚д゚)
保証期間付の意味
例えば
5年の保証期間が付いている場合は、
今回のケースでは
年金額60万円×5年
=300万円
は保証されているということです。
ただ、
累計保険料で約1500万円を
払っているわけですから、
300万円が保証されたとしても、
返って来る率で考えると
約20%ということです( ゚Д゚)
元金回収までに45年間が必要?!大きなデメリット
以下の図を再度見てみてください。
50歳から70歳まで
保険料を約1500万円支払い、
70歳から毎年60万円の年金を貰うわけです。
つまり、
60万円×25年間=1500万円
ということで、
70歳から95歳まで年金を貰って
初めて元金を回収できるわけです
(゚д゚)えっ
契約年齢から元金回収までが
50歳から95歳ということで、
ザックリと45年間かかる
ことになります。
う~ん、僕には1ミリも
メリットを感じません( ;∀;)苦笑
そもそも、45年も時間があるならば、
他の資産形成をしっかりと行う方が
効率が良かったりします(笑)
インフレには非対応:大きなデメリット
上記で見てきた終身年金保険では、
円建で毎年年金として
60万円を貰うわけですが、
詳しくは以下の記事を
見てみてください。
インフレ円安時代に有効な資産形成・資産運用とは?!円だけの資産形成・運用はリスクです!
まとめ
加入しておいた方が
良いですか???
この質問に対しては、
まぁ色々な見解があると思いますが、
僕個人的な考えてとしては
資産形成の方が
よっぽどお得だと思う 他の資金効率を上げた
僕なら加入はしない インフレのことも考えると
といったところでしょうか(゚д゚)
ちなみに、
ドル建ての養老保険や終身保険は
僕も加入しています。
今書いているのは、
円建の終身年金保険に関してです。
資金効率という目線で考えると、
どうしても円建の終身年金保険の
メリットを感じづらいわけです(゚д゚)
ということで、今回はここまで~
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