インフレ円安時代に有効な資産形成・資産運用とは?!円だけの資産形成・運用はリスクです!
● 効率の良い資産形成をしたい
● お金を効率よく運用したい
● 何に気を付けたらいい?
この記事を書いている現在、日本はインフレ政策に舵を切っている状態です。ですので、インフレに対抗できる資産形成が必須と言えます。
■ 効率の良い資産形成
自分自身や家族のためにはも必須の知識とも言えます。
方向性をザクザクっと書いていきたいと思います。
そもそもインフレとは?
言葉の意味などを調べると、インフレとはインフレーションの略。物価が上昇し続ける現象で、経済状態が好況時に発生する。具体的には、モノがよく売れるため、事業業績が上昇し、従業員の給与も上がるなど好循環をもたらす。半面、給与の上昇が物価の上昇に追いつかないなどマイナス作用ももたらす。特に実質所得が低下するため、経済的弱者(年金生活者)の生活は非常に厳しくなる。・・・etc
引用元 コトバンク
ということですが、現状の日本の金融政策・財政政策を見た上で、しっかりと意味を理解する必要があります。
とりあえずは、「インフレって物価が上昇するんだ~!( ..)φメモメモ」でOKです
物価が上がる?お金の価値が下がる?どっち???
「インフレで物価が上昇する。」と一言で言っても、円自体が強くなりながら物価が上昇しているのか?又は、円自体が弱くなりながら物価が上昇しているのか?では、意味が全く違います!
高度経済成長時は、円高(円の価値が強くなりながら)でインフレ(物価上昇)
当時は、円高が進行しながら(ドル円が120円⇒110円⇒100円⇒90円⇒80円・・・となるのが円高)物価が上昇するという理想的な経済成長状態だったと言えます。
当時は、円の価値が高くなりながら物価が上昇していたわけです。
現在は、円安(円の価値が弱くなりながら)でインフレ(物価上昇)
現在起きているインフレは、円の供給量を増やす形で円安が進行しながら(ドル円が80円⇒90円⇒100円⇒110円⇒120円・・・となるのが円安)物価が上昇しています。
≫お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?
円の価値を薄くしながら物価を上げているわけです。
大事なポイントは、高度経済成長期のように円が強くなる=円の価値が高くなっているわけではないということです。
あくまで「円ベースでは物価が上昇しているように見える」ということです。
インフレで円の価値が下落するってどういうこと?
例えば、10,000円を持っていたとします。
1個100円の商品を買うとすれば、
ここで、1個100円の商品が➡1個150円に値上がりをしたとします。
この場合は、
同じ1万円でも、物価が上昇すると、100個買えていたものでも、67個しか買えない( ゚Д゚)という現象が起きるわけです。
つまり、10,000円という「額面は同じ」でも【価値は下落した】ということです。
下記の図でシミュレーションしてみました。
インフレ率がどの程度かにもよりますが、価値の下落をイメージしやすくするために、グラフにしたものです( ゚Д゚)(まぁ、勿論、ずっとインフレが続くっていう前提もおかしいのですが、あくまでイメージまでに)
青色の線がインフレ率1%の場合、オレンジ色の線がインフレ率2%の場合、赤色の線がインフレ率3%の場合です。
今回、日銀の黒田総裁が目標にしている物価上昇率は「2%」ですから、もし実現すれば、上記のグラフのオレンジ色の線のような状態ということです。
円以外の資産(外貨資産・不動産)を作ることが大事!
大まかな金融政策の流れを見てみると、、、
マネタリーベースを2倍にするという発表(円の価値を薄くするよ~ってこと)
お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?
2:2014年10月31日
追加の金融緩和の発表(円の価値をますます薄くするよ~&金利を下げるよ~&株価を上げるよ~&不動産価格を上げるよ~ってこと)
円安にして不動産価格を上げちゃいましょう?!日銀による追加の金融緩和(2014年発表)
3:2016年1月29日
初のマイナス金利の導入を発表(マーケットによりお金が流れるようにするよ~➡結果として不動産融資が加速)
マイナス金利って何?生活への影響を含めてわかりやすく説明!
4:2016年9月21日
長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和を発表(長期金利を0%にピン止めするよ~➡結果として、不動産融資のコストが下がるよ~ってこと)
イールドカーブコントロールって何?!わかりやすく説明、効果影響目的としては、不動産投資には追い風?!
上記の一連の流れを見ると、円以外の資産を持つことが大事と発表してくれているわけです。
ということで、「外貨資産を持つ・不動産資産を持つ」ことは時代の流れに沿った資産形成・運用と言えます。
円建ての年金・保険・預金はインフレには対抗できない
インフレ政策で円の価値を下落させるということは、「円で額面が固定されている」、円建生命保険、円建定期預金は、その価値が下落してしまいます。
円建ての年金・保険・預金はインフレの前では無力であると言えます( ゚Д゚)
インフレに対抗できる資産形成・資産運用、ライフプランニングが必要不可欠なわけです。
ちなみに、年金に関してももちろんダメージがあります。
≫マクロ経済スライド方式?!年金は破綻しないが、年金に依存するのはNG・アウト
価値の減った年金だけでは生活すらままならないという状況も想定できます。
円以外の資産:外貨資産
では、具体的な対抗策としてはどうしたらいいのか?と言うと、今までも書いてきていますが、「円以外の資産」をしっかりと作ることがリスクヘッジになります。
ただし、インフレに対抗できるってだけでむやみやたらに外貨を持ちまくるってのも違います(笑)
またどこかの記事で書きたいと思いますが、国内銀行で「外貨預金口座」を開けて、外貨を預金するってのは銀行の手数料がかかることも含めて効率が悪いかと思います。
≫アカウント型保険に入ってはいけない?!仕組みの説明、「悪魔の保険」にご注意!
≫外貨建て保険の仕組みでお得に貯蓄?!お金を増やすためにも使える保険って何?
≫どっちがお得?!外貨建て保険と円安時代の円建て保険を終身保険タイプで比較検討
≫生命保険はいつ加入するのが良いの?!ベストは0歳!?若ければ若いほど有利
僕はクライアントさんには、「保険会社を活用」して「外貨建て(米ドル建て)資産」を作ることをオススメしています。
円以外の資産:現物資産として不動産
円の価値が薄くなることによる物価上昇が起きているわけですから、円以外の資産として「現物資産としての不動産」は有効だと言えます。
また、借り入れを起こす際の金利コストも下げてくれているわけですから、なおさら、不動産投資はやりやすい環境が揃っています。
もちろん、不動産なら何でもいいわけでは決して決して決してありません!不動産投資は金額が大きくなりますから、間違ったアプローチをすると、大きなマイナスを一瞬で抱え込むことになるので、しっかりと勉強することは必須です。(これもまた別の記事で書いていきます。)
その上での不動産投資なら、それこそ「今の時代の流れに沿った」資産形成・運用と言えます。
僕自身も実践しているやり方としては、
「持っている円キャッシュ⇒生保などを使い外貨(米ドル)資産に変えて増やす」と同時に、「円の借り入れを起こして(円の価値は下がる)⇒不動産所有(物価は上がる)」が一番効率が良いと言えます。
本格的な物価上昇の前兆?!
金融政策だけでなく財政政策の効果も相まって、今まで物価上昇に関して否定的なコメントを繰り返していたエコノミストたちも、本格的な物価上昇を予測する声を上げ始めています。
参照元 2017年12月29日 日経新聞 2018年1月19日 日経新聞
繰り返しになりますが、【インフレに対抗できる】資産形成・運用、ライフプランニングが必須と言えます!
まとめ
資産形成・運用において、大まかな方向性のイメージだけでも伝わるといいなぁ~と思い、書いたのですが、言いたいことが色々ありすぎて、まとめきれなかった・・・( ゚Д゚)
とにかく、円の供給量を増やすことで、円の価値を薄めることで物価上昇を誘うという流れなわけですから、効率の良い資産形成・運用をしたければ「円以外」の資産を持つことは必須です!!
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それでは、今回はここまで~