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マイナス金利って何?生活への影響を含めてわかりやすく説明!

大葉 龍和
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大葉 龍和
独立系FP・FP育成の専門家・セミナー講師

大阪生まれ。天王寺高校理数科卒業、京都大学法学部を半年で自主的に卒業(笑)の後、起業の道へ。ラーメン大好きで夜中にウロウロすることも。ジムに通い出して奮闘中。
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今回の記事のテーマは「マイナス金利」で行きます!

2016年にマイナス金利が導入されてから、すごくわかりやす~い変化が起きているのに気づいていますでしょうか?

ヨーロッパ諸国ではすでに、マイナス金利の導入がされている国は多く、日本は今回は0.1%のマイナス金利政策を打ちましたが、1.0%を超えるマイナス金利政策を打ち出している国では、すごくわかりやすく「不動産バブル」が起きています(笑)

マイナス金利が導入されると、自分たちの生活にどのような影響が起きるのか?なぜ、不動産の取引が活性化するのか?

出来るだけわかりやすく書けるように頑張ります( ..)φメモメモ

マネタリーベースって知ってます?

今回の日本におけるマイナス金利政策を理解するためには、マネタリーベースという言葉の意味を理解しないと話の全体像が分からなくなります(笑)

ってことで、マネタリーベースが分からない方はこちらの記事をご覧ください。

お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?

・・・・・読んでくれましたか?(笑)

その上で、「マイナス金利が導入された時点でのマネタリーベース」が下記の図の通りです。ここから話がスタートします。

当座預金なのに、0.1%の金利が付く、日銀の当座預金の不思議

何が不思議って、当座預金なのに利息が付いているところ。
(※マイナス金利を理解するには、日銀の当座預金口座のお金に利息が付いているってのがポイントになります。)

もし、あなたが会社を経営していて、とある銀行で当座預金口座を開けたとします。そこに1億の預金をしていたとします。定期預金口座なら現在0.01%の利息が付きますから、1年後には1万円が増えます。(利子配当税が20%持ってかれますが、これは無視してます。)

でも、当座預金口座に1億を入れておいても、利息は付きません。0です。

でも、各銀行が日銀に保有している当座預金の場合は、0.1%の利息が付きます(笑)

で、今回この0.1%が問題になったわけです。

マイナス金利ってどういうこと??金利がマイナスって?

今までは、各銀行は日銀にお金を預けることで、0.1%の利息を貰えていたわけですが、このままだと各銀行が市中(マーケット)に積極的にはお金をバラまかずに、日銀の当座預金にお金を預ける流れが止まりません。

そこで、「マイナス金利」を導入し、各銀行が日銀にお金を預けると、利息を貰えるのではなく、逆に利息を日銀に対して払わなければならないようにしたわけです。

例えば、1兆円を日銀の当座預金に預け入れると、0.1%=10億円の利息をさらに、日銀に取られることになるという流れです。

では、当時の状況を数字で見ながら詳細の説明をします。

毎年2,000億円ものお金が天から降ってくる?!わ~い♪

ここで、もう一度、マイナス金利が導入された2016年段階のマネタリーベースの下記の図を見てください。

見て頂くとわかりますが、2013年4月4日に、日銀黒田総裁が

お金の供給量(マネタリーベース)を2倍にしちゃうよ!

黒田総裁

という発表をしてから、約200兆円以上ものお金が日銀の当座預金で増えています。

これと、先ほどの「日銀の当座預金口座のお金には0.1%の利息が付く」という話を思い出してください。

約200兆円 × 0.1% = 約2000億円

かなりザックリとした計算イメージですが、とにかく、毎年2000億円もの「利益・利息」が、何の努力も無しに日銀の当座預金にお金を置いている各銀行に入っているわけです。

その割に、実際に市中(マーケット)にあるお金の量(日本銀行券と貨幣の量)はあまり増えていません。

詳細は割愛しますが、簡単に表現すると、黒田日銀総裁からすると、「インフレ率2%達成」のためにお金の供給量を増やす政策に出たわけで、日本国民全体のお金の量を増やしていきたいわけです。ただ、どうも市中(マーケット)に出回るお金の量は増えずに、各銀行がどんどんとお金の量を増やす状態に・・・。

これは、ダメだ・・・

ということで、次に出てくる政策が「マイナス金利の導入」です。

マイナス金利を導入して、各銀行がマーケットにお金を出すように誘導

各銀行が市中(マーケット)にお金をバラまく(貸出す)には・・・

各銀行が日銀の当座預金にお金を入れておくメリットを無くせばいい
マイナス金利を導入
日銀の当座預金にお金を入れておくと、今までとは逆に金利を取られる流れにする
銀行は日銀からの利息を貰えないので商売をして利益を出すしか方法が無くなる
融資・貸出をして金利を取る通常の商売モデルを強化する
融資・貸出が加速すると市中(マーケット)にお金が流れる

という流れにしたかったわけですね。

ただ、銀行側からすると問題が出てくるわけです。

銀行から見た問題その1:お客さんへの預金利息

日銀の当座預金にお金を入れておくと0.1%がもらえたわけで、仮にお客さんの普通預金・定期預金に0.03%の利息を付けたとしても、0.1%-0.03=0.07%の利ザヤがあったわけです。

ところが、今後は日銀の当座預金口座からの0.1%が期待できない。結果として、お客さんの普通預金・定期預金の利息を減らす(銀行側の支出を減らす)方向に動くしかなかったわけです。

マイナス金利は各銀行への直接的な影響がある政策ですが、各銀行はお客さんのお金の預金に対する利息を減らすことになるわけで、間接的にですが、お客さん=あなたにも影響が出るわけです。

銀行側の問題その2:お金を貸しても戻ってこないリスク

大手メガバンクなどは、お客さんをたくさん持っていますし、保険商品や証券の販売手数料でもしっかりと利益を出していますし、また、大手上場企業に対しての大型融資も活発です。
ただ、主に特定地域を対象に融資などを行う地銀や信用金庫は、メガバンクのようにはいきません。

ちなみに、信用組合は日銀の当座預金口座を持っていないので、今回のマイナス金利政策による直接的な影響はありません。
影響が出るのは、メガバンク地銀信用金庫で、上述のように、特に地銀と信用金庫は融資の動きを活発化して商売をする必要が出てきたわけです。

ただ、中小企業に貸し出そうにも、中小企業の倒産リスクが高いわけです(笑)

参照元 中小企業白書2011 P187より抜粋

中小企業の生存率に関しては様々な数字がネット内で飛び交ってますが、上記のデータをもとにしたとしても、約20年経過後には50%の企業が倒産していることになります。

この数字、恐ろしくないですか?(笑)

あなたが誰かにお金を貸すことになったとします。みんながお金を貸して欲しいと言ってきますが、20年スパンで見ると、100人のうち50人がお金を返してくれません(笑)2分の1の確率で持ち逃げされるわけです。

・・・あなたなら、お金、貸しますか???( ゚Д゚)

僕なら絶対イヤです。同じく銀行もイヤなわけですよ。

利益を出すには貸出しをするしかないけれども、融資をして貸したお金が返ってこないと金融庁からも怒られる。板挟みなわけです。

結果として、各銀行が考えることは、「安心してお金を貸して金利利息を取りたい」ということ。ということで、「不動産に対しての融資」が加速することになります。


参照元 日経新聞 2016年7月24日 2017年2月10日

銀行側の問題その3:長期金利が下がり過ぎて金利(利息)自体が下がり過ぎている

銀行にしても保険会社にしても、各商品は日本の10年物国債の金利を基準に商品を作っています。詳細はまた別の記事で書きたいと思いますが、この記事を書いている現在、日本の10年物国債の金利はかな~り低い金利水準で動いています。
そのため、各銀行も金利を下げざるを得ない状態になっています。2018年現在、住宅ローンなどの金利が1%を切っていますよね?(笑)相当に低い水準です。

2016年、10年物国債までマイナスになってしまう事態が発生して各金融機関が悲鳴を上げることになりました。ここで、黒田任銀総裁が

やり過ぎたね、ごめんごめん。10年物国債の金利はマイナスに突入しないように0%にピン止めしておくね

黒田総裁

ということで打ち出した政策が「イールドカーブコントロール」というものです。これもまた別記事で書きます(笑)

とにかく各銀行も金利利息を上げれないので、苦労があるわけです。

これからが本番?!今回のマイナス金利はまだ控えめな理由

ただ、今回のマイナス金利の導入の内容自体は、まだまだ控えめという見方もあります。つまり、もっともっと激しい内容でマイナス金利が発動し、各銀行から市中(マーケット)への融資を加速する可能性があるわけです。

今回のマイナス金利の導入が控えめという見方が出来る理由が2つあります。

理由その1:既存の日銀の当座預金にはノータッチ

今回のマイナス金利の導入は

【これから】日銀の当座預金に預け入れるお金」

に関してであって

【今まで】の当座預金のお金」

には相変わらず0.1%の利息が付きますので、銀行側は約2,000億円もの利益をジャブジャブと貰える状態にあります。

具体的には、2016年の日銀の当座預金約250兆円のうち、【今までの】220兆円に対しては0.1%の利息を銀行にあげる、そして残りの30兆円に関しては利息は0%としています。

もし、今後、【今まで】の当座預金のお金」にもマイナス金利が導入されれば、さらに銀行側は融資を加速させることになります。

理由その2:マイナス金利の幅の拡大

今回のマイナス金利はー0.1%という幅ですが、ヨーロッパではすでにー1.1%の幅まで金利が拡大している国もあります。


参照元 日経新聞 2016年1月30日

日本がどう舵を取るかはわかりませんが、さらにマイナス金利政策を加速させる手段は残されているわけです。

各銀行からの貸し出しが加速すると、自分たちの生活にどう影響するの?

お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?

上記の記事でも書きましたが、現状の政府自体の方向は「インフレ・円安政策」に舵を切っています。

そのため、市中(マーケット)にお金がジャブジャブと流れ出せば、自分たちが持っている「円」という通貨の価値がもっと「薄く」なります。要は、価値が減少していきます。

まだまだマネタリーベースは増加していく方向で話が進んでいますから、狙い通りではあるのでしょうが、何の対策もせずに、ぼ~~~っとしていると、いつの間にか自分たちの資産が目減りしまくっている・・・という事態になりかねません。

大事な大事なお金の話ですから、しっかりと勉強をして対策をして必要があります。

おまけ 円安が進行するということは、有利な資産形成の方法が分かりやすくなります

円安が進行するということは、「円以外の資産」の価値は相対的に上昇することになります。

つまり、外貨資産・現物資産での資産形成が有利だということです。

もちろん、外貨なら何でも良いわけではなく、現物資産なら何でも良いわけではありません。
このあたりもまた別の記事で書きたいと思いますが、円安に対する対抗策は講じるべきですね。

まとめ

出来るだけわかりやすく書いたつもりなのですが、どうでしょうか?( ゚Д゚)

分かりづらかったですか?(笑)もし、もっと勉強したいなぁと思ったなら、セミナーに参加頂くか動画コンテンツをご覧になって頂ければと思います!

ちょっと宣伝になってしまいますが、大阪・東京でも定期的にセミナーをやっていますし、また、エリア的に参加が難しい方向けに動画コンテンツも用意しています!

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良かったら、セミナー参加、動画視聴などもしてみてください!

では、今回はここまで~

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大葉 龍和
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