前回記事にした、
外貨建て保険に関しての関連記事として、
今回のテーマは
「外貨建て保険と円建保険は
どちらがお得か?!」
という内容です。
どちらにも
メリットとデメリットがあるわけですが、
今回は僕自身の独断と偏見で(笑)、
というか、
僕自身が現場でクライアントさんに
話をさせてもらう時にも
お伝えしているようなことを
書いていきます( ..)φメモメモ
まず答えとしては、
生命保険としては
「外貨建て(米ドル建)保険」を
活用する方がメリットが高い!!
とお伝えしています。
では、僕なりに思う理由を書いていきます!
大前提として:「円だけ」の資産形成にリスクがある
上記の記事でも触れているように、
現在のところ、
日本はインフレ円安という方向で
- 財政政策
- 金融政策
を打ち出しています。
そのため、円自体の価値が薄れていく
流れになっています。
また、「そもそものお話」として
我々日本に住んでいる日本人は、
お仕事をすることで
「円」を稼いでいるわけで、
円資産は仕事をすれば増えていきます。
現在、学歴や職業によって
生涯所得はバラバラではありますが、
よく言われる「生涯所得2億」を
仮に参考にするなら、
200万円分の外貨資産
(外貨建て保険など)を
作ったとしても、
2億からすると200万円は
「1%」にしか過ぎません。
また、
年金自体はあてにならないですが、
年金も当たり前かもしれませんが
「円」で支給されるわけで、
「円」に関しては
普通に生活しているだけで
資産の多くを占めるわけです。
だったら、リスクヘッジとして、
円以外の資産を自分自身で
意図的に作る必要がある
と僕個人は考えています。
まぁ、国自体も、
現物資産としての不動産や
主に米国債という形での外貨建て資産を
たくさん持っているわけで、
また生保会社含む金融機関自体も
同じく円以外の資産を持っています。
僕たち個人が大手の動きに逆らって、
「円だけ」で資産形成をすること自体が、
合理的ではないわけです( ゚Д゚)
あ、ちなみに
年金があてにならない理由については、
下記の記事にて。
マクロ経済スライド方式?!年金は破綻しないが、年金に依存するのはNG・アウト
円建て VS 米ドル建て:保障金額を同じにした場合
外貨建て保険として
- 米ドル建て保険
- 円建て保険
を比較してみます。
外貨建て保険の仕組みでお得に貯蓄?!お金を増やすためにも使える保険って何?
上記の記事でも
軽くだけ触れていますが、
僕個人の考えとして、
米ドル建て以外の外貨建て
(例:オーストラリアドル建て)は
オススメできませんので、
米ドル建て保険で
比較していきます。
また、米ドル建てにした場合、
為替の変動により金額がブレますので、
ここでは「1ドル=100円」という
前提にて比較していきます。
それでも、僕の言いたいことは
伝わるかと思いますので(笑)
下記の図を見てください。
上記は、
- 円建て保険
- 米ドル建て保険
の両方を扱っている、
とある外資系保険会社の設計書から
数値だけを抜き出したものとなります。
(2018年の2月の数値)
30歳の方が死亡保険金額として610万円、
61,000ドル(1ドル=100円として)の
死亡保障を取る場合の話です。
(細かい端数などは切っています。)
円建ての場合
死亡保険金額:610万円
保険料払込期間:10年
毎月の支払金額:46,000円
トータル払込保険料:552万円
米ドル建ての場合
死亡保険金額:61,000ドル
保険料払込期間:24,000ドル
毎月の支払金額:200ドル
トータル払込保険料:24,000ドル
結果、
終身保険で
同額の死亡保障を取る場合は、
米ドル建ての方が安い
ということになりました。
払込保険料が、トータルで、
552万円VS24,000ドル
=240万円ということですから、
2倍の違いが出ています。
円建て VS 米ドル建て:支払い保険料を同じにした場合
下記の図を見てください。
上記は、同じく、
- 円建て保険
- 米ドル建て保険
の両方を扱っている、
とある外資系保険会社の設計書から
数値だけを抜き出したものとなります。
(2018年の2月の数値)
上記は、
1ドル=100円として、
月額の支払い保険料を
20,000円と200ドルで同じにした場合に、
解約返戻金の違いを比較したものです。
見てもらえばわかりますが、
解約返戻金の金額を比較すると、
円建:211万円
米ドル建:21,100ドル
円建:223万円
米ドル建:26,800ドル
円建:233万円
米ドル建:33,600ドル
円建:242万円
米ドル建:41,300ドル
明らかに、
米ドル建ての方が
解約返戻金の増える率も高い
という結果になります。
ちなみに、
解約返戻金に違いが出るのは、
運用先である
日本国債と米国債の利回りの差
と思ってください。
どういうこと?!?と思った場合は、
下記の記事を見てみてください。
外貨建て保険の仕組みでお得に貯蓄?!お金を増やすためにも使える保険って何?/a>
為替リスクはあるけれども、それでも米ドル建てがお得
為替リスクは当然にありますが、
それでも数値だけを見れば、
- 死亡保障金額を目的にしても
- 解約返戻金を目的にしても、
外貨建て保険(米ドル建て保険)の方が
お得であると言えます。
また最初の方に書きましたが、
僕自身は、「円だけ」の資産形成は
リスクがあると思っていますので、
外貨建て(米ドル建て)保険を
オススメしています。
あ、もちろん、
為替リスクが嫌いな方は、
円建てでも
お金を増やせますので、
定期預金をしているよりは
遥かにオススメですよ。
まとめ
外貨建て、特に米ドル建て保険は
メリットがあるということは
伝わりましたでしょうか?( ゚Д゚)
絶対に入った方が良い
という気もありませんが、
あなた自身の資産形成において
有効である可能性が高いかと思いますので、
イメージだけでも伝わったなら幸いです!
ということで、今回はここまで
( ..)φメモメモ
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